シンプルな暮らしってなに?生活空間のデザインと実用性を改善しよう!

社会が成熟し、大抵の欲しいモノが手に入るようになった飽和な時代だからこそ、シンプルな暮らしに憧れる人が増えています。
シンプルな暮らしを実現するための第一歩は、生活空間の整理です。
ぜひ部屋を見渡してみてください。衝動買いした家具や小物が雑然と並べられていませんか?

今回は、理想的なシンプルで快適な暮らしを実現するための部屋づくりについて、オブジェやインテリアとしても役立つ掃除道具ブランド「tidy」を展開してるテラモトが、その基礎知識をまとめて紹介します。

シンプルな暮らしとは?

人の生き方は十人十色。シンプルな暮らしの定義も人それぞれで正解はありません。ただ、それではあまりにも抽象的過ぎますよね。そこでシンプルな暮らしの条件に挙げられることが多いポイントを以下でいくつか挙げてみましょう。
いくつあなたの理想に当てはまるかチェックしてみてください。

■シンプルな暮らしの条件
・無駄なモノを省くこと
・本当に心を満たしてくれるものを大切にすること
・周囲に振り回されるのではなく、仕事も時間も自分でコントロールすること
・モノではなく、心のゆとりから生まれる「豊かさ」を重視すること
・心身ともに健康であること
・自然を身近に感じること
・リラックスできる空間をつくること
・5感で幸せを感じること
・人の悪口を言わないこと
・頑張りすぎないこと

これらの条件はごく一部に過ぎませんが、シンプルな暮らしとは心身ともに健康である生活につながることが分かっていただけるのではないでしょうか。
だからこそ、メンタルコントロールや食生活、仕事のやり方、キャリアアップまで幅広く「シンプル」にする必要があるのです。

生活空間の整理もその1つ。無駄なモノを省いてリラックスできる空間をつくり、5感で幸せを感じることで、心のゆとりを生み出して豊かになる。というように部屋づくりを見直せば、複数の条件を満たすことも夢ではありません。
以下ではそのポイントを紹介します。

シンプルな部屋のつくり方1:取捨選択

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引っ越しで全ての家具をイチから揃える人以外、自分の部屋にあるモノを捨てることがシンプルな部屋づくりのスタートになります。
ここで気を付けなければならないのは「断捨離」や「ミニマリズム」のように、必要以上にモノを捨ててしまうことです。自分の基準を重視し、服やインテリアで必要なものがあれば「好きなだけ」残しましょう。
自分が好きなものだけに囲まれた生活は、自宅の環境をより良く改善してくれます。

シンプルな部屋のつくり方2:統一感を大切にする

シンプルな部屋づくりには、シンプルに見みせるテクニックも重要です。その最も基本的なのが色を使いすぎないことです。ソファやテーブルをモノトーンに統一すると、都会的で高級感があり、とてもスッキリとした印象を与えられます。
家具を新調する場合、フローリングと同じ色合いに統一するとナチュラルで落ち着いたイメージになるでしょう。
このように部屋のスタイルとテーマカラーを決めてから、徐々に家具や家電を揃えれば「生活感」を抑えられ、シンプルな部屋の雰囲気をつくり出すことができるのです。

シンプルな部屋のつくり方3:机やテーブルの上のモノは最低限に

ダイニングテーブルやカウンター、PCデスクの上には必要最低限のモノしか置かないようにしましょう。小物などがあちこちに置いてあると、散らかった印象を与えて部屋が狭く見えるほか、掃除の手間も増えてしまいます。シンプルでゆとりがある生活をつくるためには、日々の掃除などの実用面も効率的に行える環境づくりも大切です。

シンプルな部屋のつくり方4:収納グッズは同じものを並べて配置する

収納棚やカゴなど統一していないとごちゃっとした印象を抱いてしまいがちです。なるべく同じもので統一し、配置場所もまとめることをおすすめします。そうすることで探し物をするときに部屋のあちこちを移動して時間を無駄にしたり、ストレスを貯めたりしない環境をつくることができるでしょう。
また、棚の上に小物を並べるときは間隔に余裕をもって配置することがポイントです。

シンプルな部屋のつくり方5:観葉植物はさりげなく

自然を身近に感じるためにも、観葉植物を部屋に1つは配置することもおすすめです。無機質な部屋が植物の緑色で明るくなるほか、水をあげて世話をして成長を見守ることで心も豊かになります。
ただ、部屋のあちこちに配置してしまうと統一感が崩れやすく、世話も大変なので最初はテーブルやテレビ台の横などに一鉢だけ、さりげなく配置してみましょう。部屋のアクセントになる基本的なレイアウトです。
初めて観葉植物を育てる人は、生命力が強くて育てやすい「ガジュマル」や「モンステラ」、「ポトス」などがおすすめです。

シンプルな部屋のつくり方6:掃除しやすいレイアウトを意識する

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埃が床や棚に積もっていたり、モノが散らかっている部屋はシンプルな暮らしとはほど遠い状態です。いつでも整理された空間を保つためには、キレイな状態の部屋を維持するための掃除が欠かせません。
そのため「部屋を掃除しやすいレイアウト」にこだわって、面倒な掃除を億劫に感じない工夫も大切になるのです。

例えば、部屋の中央に1本のスペースをつくり、掃除機を移動しやすくすることもこだわりの1つです。ベッドやソファの下は埃が溜まりやすいため、なるべく壁から離し、掃除機のヘッドや本体が取り回しやすいスペースをつくることで、無理な体勢で掃除する必要がなくなります。

また、配線も埃が溜まったり、掃除機や拭き掃除の邪魔になるポイントなので、結束バンドで止めて台や壁にかけて配置することをおすすめします。

シンプルな部屋のつくり方7:掃除道具にこだわる

意外と忘れらがちですが、掃除道具の実用性とデザインはシンプルな暮らしを支えるとても大切なポイントです。
まずは実用性ですが、こちらは言うまでもなく掃除しやすく効率的に部屋を清潔にできる機器などを選ぶべきです。
例えば、掃除機はコードレスのスティックタイプなど取り回しやすいモノがおすすめです。ただし、吸引力やバッテリーの容量が気になる方は、コードタイプが「掃除しやすい」と感じるかもしれません。あくまで「掃除する自身が楽に感じる」モノを優先しましょう。

また、トイレブラシや床の埃などを粘着テープで拭き取るロールクリーナー、箒やチリトリといった細々した掃除道具のデザインを統一することを意識しましょう。
これらの掃除道具は、ついドラッグストアなどで目に留まったものを購入しがちなので、統一感がなくなり部屋の雰囲気を雑然としてしまいがちです。
木目調や白黒のシンプルな掃除道具を揃えるだけで、使わないときは一見、インテリアの1つのような印象を与えることも可能です。

日々の整理・整頓・清潔で快適な生活空間をつくり上げよう

シンプルな部屋をつくるための7つのポイントについて紹介しました。見た目と実用性、そしていつでも綺麗に保てる部屋づくりが、多くの人にとってシンプルで豊かな生活の土台になります。
tidyでは日々の整理・整頓・清潔で多くの人にとって快適な暮らしをつくることを目的に、統一感があるシンプルでスマートな掃除道具などを多数開発、販売しています。
一度に生活や部屋のレイアウトを変えるのは、とても大変です。なので、掃除道具などの小さなところから、少しずつあなたらしいシンプルな暮らしをカタチにしてみてはいかがでしょうか?