今すぐできる簡単節約術15選!挫折しないで節約を成功させるポイントは?

節約しようと思っても、急な出費があったり、思うほど成果が得られなかったりして、気持ちがなえてしまうことも少なくありません。そんなときでも、ポイントを押さえることで無理なく節約を継続しやすくなります。そこで、節約を成功させるポイントと、すぐに始められる15の節約術をご紹介します。

【この記事のポイント】
✔3つのポイントを押さえれば無理なく節約を続けられる
✔今すぐ簡単にできる15の節約術をご紹介
✔家計を安定させるにはサブスクリプションを上手に活用


節約を成功させるポイントは?

 

節約とは、無駄遣いを控えて出費を抑えることです。切り詰めれば出費を減らすことはできますが、無理や我慢が続いたり、努力に結果が伴わなかったりすると、挫折しやすくなります。そのため、節約を成功させるには次の3点を意識するのがポイントになります。

1. 生活費以外の出費に備えておく
節約でコツコツ貯めたお金が何かしらの大きな出費で一気に出て行ってしまうと、ふりだしに戻ったような気持になって意欲がそがれやすくなります。
税金や車検代といった予測できる出費や、冠婚葬祭費などの突然必要になる出費はあらかじめ取り分けて、残りの家計で節約を意識すると効果を実感しやすくなります。

2. 小さな目標を立てる
やみくもに節約するよりも、目標を持って行うほうが取り組みやすくなります。初めは数万円程度の小さな目標を立て、成功する度に少しずつ金額をアップしていくなど、定期的に節約の成功体験を積み重ねると継続しやすくなるでしょう。なお、目標を立てる際は、何のためにいつまでにいくら貯めるといった具体性を持たせるのがポイントです。

3. 無理なく楽しく実践できる節約を行う
節約意識が強くなりすぎて制約が多くなると、ストレスが溜まったり、家の中がギスギスした空気になったりして、節約がつらくなりがちです。節約を実践するときは、我慢や負担が少なく、ポジティブな思考で取り組める方法を選びましょう。ゲーム感覚で行えるものなどもおすすめです。

今すぐできる15の節約術

3つのポイントを押さえながらできる節約にはさまざまな方法がありますが、中でも簡単で継続しやすい15の節約術をご紹介します。

1. 1週間で予算を立てて管理する

 

節約をする上で大切なのは、家計の収支を把握することです。現在何にいくら使っているかを確認することで、どこをどれくらい節約できるかがわかります。
現在の収支がわかったら、まずは食費や日用品費といった項目ごとに予算を立てましょう。その際、ひと月の予算を5で割って1週間ごとに予算を管理すると、節約がしやすくなります。
足りない週が続いたら、無理な予算を立てている証拠。支出の内容を見直して原因を探るとともに、無駄な出費がない場合は余る項目から資金を移動するなど、予算内で無理なく生活できるように都度調整していくと最適な予算が見えてきて、節約できる項目を把握しやすくなります。

2. 買い物は安さよりもコスパを重視する

 

節約中はつい価格の安さに目が行きがちですが、費用に対する価値を意味する「コストパフォーマンス」を意識したほうが高い節約効果を得られます。
例えば、LEDライトは白熱電球より価格は高いものの、長く使用できる上に電気代も安く抑えられるため、結果的に買替費用や電気代の節約につながります。洋服も生地や仕立ての良いものは長く着られるので、安い服を頻繁に買い替えるより節約になるでしょう。

3. 必要な出費はケチらない

 

食費は節約しやすい項目ですが、安い食材ばかりを使用したり、量を減らしたりすると食事の楽しみが半減してしまいます。また、1円でも安い店を渡り歩くのも、時間と労力を無駄にしやすく、費用対効果が得にくいことで苦痛を感じやすくなります。
食費以外でも、安いものを購入してすぐに壊れたり、単価を下げようとまとめ買いして余らせたりするくらいなら、必要な物を適量、適正な価格で購入したほうが無駄な出費を抑えられます。
家族や自身の健康、そして楽しみを損なうことがないよう、必要な出費まで節約しないようにすることは、節約を継続する上でも大切なマインドになります。

4. 冷蔵庫は定期的に空っぽにして使い忘れや買いすぎを防ぐ

 

家に在庫がある物を重複して買ったり、使い忘れてダメになった食材を廃棄したりといった無駄を防ぐのも節約のひとつ。そのためには、定期的に冷蔵庫を空っぽにする方法がおすすめです。
冷蔵庫の中を定期的に空っぽにする習慣ができると、買いすぎを防げるだけでなく、無駄なく在庫を使いきれるようになります。また、食材が少ないことで電気代が抑えられる、掃除がしやすくなって庫内を衛生的に保てるといったメリットもあります。

5. 節約の目的や家計状況を家族で共有する

 

節約を成功させるには家族の協力が必要不可欠です。それぞれが節約の意識を持てるように、節約の目的や家計状況などを家族で共有しましょう。節約の習慣がつくまでは、旅行やイベントなど全員が楽しめる目標を決めて、定期的に経過を報告すると協力が得やすくなります。

6. セールや値下げに惑わされない

 

季節の変わり目に行われるセールや閉店間際の値下げなどは、節約の強い味方です。ただ、割引率が高いほど大きな節約をできた気持ちになり、安さにつられて不要なものを買ってしまうリスクも高いので注意が必要です。値下げでコストパフォーマンスが良くなっても、買わなくていいものを購入するのは無駄遣いだということを常に意識しておきましょう。

7. キャッシュレス決済で無駄遣いを防止する

 

財布に現金が入っているとつい使ってしまう場合は、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済を活用しましょう。キャッシュレス決済では使用履歴が一覧で確認できるため、無駄遣いが一目でわかる上、お金の管理もしやすくなります。
ただし、手持ちの現金が減らないことで使いすぎてしまうリスクもあります。無駄遣いが心配なときは、プリペイドタイプやデビットタイプの電子マネーがおすすめです。プリペイドタイプは事前に入金した金額、デビットタイプでは口座にある金額までしか使えないので、予算に合わせて使い分けると効果的です。

8. ポイントや割引サービスを利用する

 

購入金額に応じて付与されるポイントや、予約サイトの利用などで取得できるクーポンを上手に利用すれば、お得にショッピングや外食を楽しめます。
昨今は複数のお店で共通して貯めたり使ったりできるポイントやクーポンもあるので、普段よく利用するお店で使えるシステムに絞ると効率よく節約できます。ポイントやクーポンで得した金額を、使ったつもりで貯金するのもおすすめです。
なお、ポイントを貯めるために不要な買い物をしてしまわないように気をつけましょう。

9. 光熱費は小さな節約を積み重ねる

 

光熱費は大幅に節約することが難しく、効果を実感しにくい項目のひとつですが、毎月のわずかな節約を積み重ねていくことで大きな効果につなげることが可能になります。
特に家族の人数が多い場合は、食事やお風呂に入る時間帯を合わせることで、ガス代や電気代が節約できます。また、リビングで集まって過ごせば、各部屋のエアコンや灯り、テレビなどにかかる電気代が節約できる上、家族で団らんできて会話が増えるなど、楽しみも増えるでしょう。
なお、エアコンの使用を控えるなど無理をすると体調を崩すことがあるので、過度な節約は避けましょう。

10. ガスと電気の自由化を利用する

 

同じ光熱費の節約でも、プランを見直して基本料金を下げるのは大きな効果が期待できる節約術になります。
以前は地域の電力会社やガス会社と契約する必要がありましたが、現在は電気とガスの小売りが自由化されたため、自身で好きな会社と契約することができます。
価格競争が起きて今までよりも安いプランが多数登場しているほか、電気とガスをまとめて同じ会社で契約すれば、セット割で安くなるケースもあります。支払いも一本化できて家計管理がしやすくなるでしょう。
固定費は一度見直すだけで継続的な節約が可能になるので、早めに見直すほどお得になります。

11. 格安SIMに乗り換える

 

同じく固定費の節約術のひとつとして、スマートフォンの契約を見直すのも大きな効果が期待できます。
現在大手キャリアでスマートフォンの契約をしている方は、格安SIMに乗り換えることで通信費を大幅に節約できるでしょう。なお、キャリアを変更しなくても、契約内容を見直して、プランを変更したり不要なサービスを解約したりするだけで節約できることもあります。自宅のインターネットと併せて検討するのもおすすめです。
ただし、節約したことで通信速度が下がったなど、利便性を損なうとストレスの原因になります。各社の公式サイトで用意されている料金シミュレーションなどを利用して、内容と料金の見合った会社やプランを選ぶことが大切です。

12. 保険料と保障内容のバランスを見直す

 

病気やけが、死亡に備える生命保険や医療保険、自宅や家財、車などにかける損害保険は、定期的に見直すことで節約効果が期待できます。特にライフステージの変化があったときは、補償額などを見直すチャンスといえるでしょう。
保険を見直すことで、保険料が下がったり、必要な保障が手厚くなっていざというときの備えができたりするほか、年末調整や確定申告の控除で節税効果も見込めます。
一方で、保険料を下げたい一心で必要な保障を削ってしまわないよう注意が必要です。また、ほかの保険会社との比較や乗換えを行うときは、支払い開始までの期間や補償範囲など、トータル的に見て検討することが大切です。
保証内容や保険料のしくみは複雑なので、気になる点があるときは窓口や代理店で相談してみましょう。

13. 省エネ家電に買い替える

 

近年の家電は省エネ設計のものが多く、年間の電気代が抑えられるため、長年使用している家電がある場合は買い替えるだけで大幅な節約ができることがあります。一時的な出費は増えるので、使用頻度が高く、節約できる光熱費の比率が大きいものから検討するといいでしょう。

14. 不用品はリメイクして再利用する

 

家の中を整理すると物の管理がしやすくなり、無駄な買い物を防げるようになります。片付けで出た不用品は処分するのではなく、リメイクをして再利用するとより節約につながります。
例えば、インテリアに合わない色合いのカラーボックスも、カッティングシートを貼れば手軽にイメージを変えられて、新たに家具を買い足すコストを削減できます。着なくなった洋服も、周囲を縫い合わせてエコバッグにしたり、子供服にリメイクしたり、綿のシャツなら雑巾代わりに使用してから捨てるといった使い方ができます。
リメイクができないものやまだ使える不用品なら、フリマアプリなどを利用して売却することで、手元のお金を増やすことも可能です。

15. サブスクリプションを利用する

 

サブスクリプションとは、定額料金でサービスを利用できるしくみのことです。毎月の出費が一定になることで、購入よりも出費を抑えやすく、家計管理もしやすくなります。
現在サブスクリプションはさまざまなジャンルに広がっており、身近になっている動画や音楽の配信サービスのほか、本や家具、ファッション、車など、生活に関わる大半のもので利用できます。