カノジョも彼女 ネタバレ 第26話〜第30話

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主人公、ナオヤは高校1年生。ずっと好きだった咲に告白し、彼女になってもらうことに成功。幸せの絶頂にいた。しかし、そんなナオヤに美少女・渚が声をかける。彼女はいきなり、ナオヤに付き合ってほしいと告白を迫るのだった。渚のあまりのいい人ぶりに心が揺れるナオヤは、ある決断をする…!!まさかの選択から始まる、ネオスタンダードラブコメ!!

 

第26話

彼女以外の子にキスをされた結果

 

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咲も渚もまだだった直也とのファーストキスをミリカに奪われ、二人は抜け殻のようになっていました。
…キスする?と恐る恐る提案しますが、そんな気分じゃない二人には却下されます。
ミリカとのキスよりも、自分達がドキドキする最高のタイミングでキスするからね!と二人は直也に宣言するのです。
それを聞いた直也は、改めて二人が好きだ!と真剣にいいました。
そして、初めてのデートをするために温泉旅行に行くことにしたのです…。

 

第27話

温泉楽しみ

 

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学校が終わり、3人は旅行に必要なものを揃えるために買い出しに行くことにしました。
咲と渚は直也との距離を縮めようと思っていましたが、二人が同時に「ブレスケア」を手に取った時にバレてしまいます。
ファーストキスをミリカに奪われたショックを思い出し、咲が可哀そうになった渚は、旅行中はサポート役に回ることを咲と約束しました。
買い物が終わり、楽しげに帰る3人をつけていたミリカ。
もちろん彼女も旅行に行く気です。
一方、咲の友達・紫乃も二股疑惑を確かめるために動き始めるのでした…。

 

第28話

非日常だからできること

 

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おしゃれをした咲と渚はそれぞれの決意を胸に秘めつつ、いよいよ楽しみにしていた温泉旅行にでかけることになりました!
玄関で直也をせかす2人の姿は久しぶりにおめかしをしたのか、女の子らしいかわいい姿です。
「2人とも・・・めちゃくちゃかわいい!」
思わずそう伝えてくれた直也に咲も渚も顔を赤くするのでした・・・
3人は電車に乗り、目的地である箱根湯本まで向かい合って座っています。
車内で直也は「こんなにも魅力的な2人と温泉旅行に行けるなんて・・・」と感動した様子でした。
そんな直也に呆れる渚と咲ですが、直也はいいます。
「油断してキスされた俺を咎めず、関係を続けてくれてありがとう」
そうしみじみと喋る直也は、突然目を見開くと2人に向かって熱く叫び出しました!
「ミリカさんが諦めたくなるほどに2人とラブラブになってみせる!」
電車内でそう叫んだ直也に、他の乗客は釘付けになってしまい、咲と渚は慌てましたが・・・
直也は全く気にもせず、それどころか慌てる2人をみて「もしかして俺のこときらいになった!?」とショックを受けたような表情に・・・
ザワザワと周囲の乗客たちにみつめられ、恥ずかしさのあまり赤面しながら咲と渚は「好きですけど・・・」とつぶやくのでした。
「て、てか私だってミリカには負けてられないし、この旅行で直也とのことめちゃくちゃがんばるから!」
そう決意を言葉にした咲に、直也は嬉しそうに頬を染めます。
いい雰囲気になってきたところで電車は箱根湯本へと到着しました!
咲と渚は早く電車から下りようとしますが、そこで直也がそうだ!と叫びます。
「旅行中なら知り合いの目を気にせず、2人との仲を深めるためにできることがある!」
そう言い出した直也は、改札をくぐってから突然咲と渚の手をとりました。
2人の間に挟まれるようにして、2人と手を繋いだ直也・・・
明らかにおかしな光景に、駅にいる人たちは遠巻きになりながらも3人を見つめています・・・
異様な状態に嫌がる咲と恥ずかしがる渚ですが、直也は手を振り解かせません。
普段は二股のことを隠そうと手を繋ぐこともできなかったから・・・
「旅の恥はかきすてだよ!」
そういわれた2人は、納得はいっていないものの、手を繋ぐ行為自体は嫌ではないので結局おかしな3人組のまま宿へとむかって歩いていくのでした・・・
手を繋いでいるとドキドキする!と嬉しそうな直也に咲も渚も照れてしまいます。
「さあ!もうすぐ旅館につくよ!」
そういって2人を引っ張っていこうとする直也でしたが、3人の目の前に1組のカップルが歩いていました。
そのカップルは肩を抱き合いながらなんだか親密な雰囲気です。
そして、直也と咲はハッとしました!
「頑張るってそういうこと!?」
直也の言葉に反射的に違う!と否定した咲でしたが、キスの先にもし行ってしまってもちょっとだけなら・・・と顔を真っ赤にしながらつぶやきます。
咲の言葉を聞いてから、3人の間には妙な雰囲気が流れてしまい、そのままだまって旅館まで歩いていくこととなりました。
なんとかついた旅館の前、さあ入ろう!という時に・・・
「やっとついたか!」
そういって直也の腕に飛びついてきたのはミリカでした!
「まさかついてきたわけ!?」
そう叫んだ咲に、ミリカは当たり前だろ!と叫びますが・・・
そんな直也たちに遠慮しながらも声をかけてくる女性がもう1人いました・・・
「サキサキ・・・やっぱり水瀬さんも一緒に来たんだ・・・」
そこにいたのは、クラスメイトの紫乃でした!
彼女は眉間にシワを寄せながら、疑わしげに直也と渚を見つめています。
「二股・・・されてるんでしょ?」
紫乃の言葉に驚く一行!
波乱の温泉旅行の幕開けです・・・!

 

第29話

私は大丈夫ですので

 

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「向井くん、二股してるでしょ?」
旅館の前でそう話しかけてきたのはクラスメイトの紫乃でした・・・
咲はどうしたらいい?!とブルブルと震えながら冷や汗をだらだらと流しています。
直也と咲を見た渚は、ある作戦を思いついたようでとっさにミリカの腕を取りました。
「私は理香さんと一緒にきたんです!」
咲と直也とはたまたま出会っただけだ、そう渚はいいます。
当然ミリカはなにを言っているんだこいつはと反論しようとしましたが・・・
「話し合わせてくれたらミーチューバーミリカが学校にいることバラしませんから」
渚はミリカにそう囁くと、自分のスマートフォンを取り出しミリカの投稿している動画をうつしだします!
紫乃に、クラスメイト達にミーチュバーであることを隠していたいミリカはすぐに頷きました。
「一緒にきたよな!渚!」
ミリカはそう必死の表情で叫ぶと、渚と一緒に旅館へと入っていってしまうのでした・・・
焦る直也と咲ですが、せっかくの渚の努力を無駄にはできません!
「オレたちも行こうか!」
直也は咲にそういうと、さっさと旅館の中へと入ってしまおうとします。
そんな2人の後ろ姿に紫乃はなんとか声をかけようとしました。
「サキサキ!私ここに泊まるからまたあとで話そう!」
友人のそんな声を、咲は「時間があれば!」と受け流してなんとかその場から逃げ出すことに成功したのでした・・・
宿泊する部屋へとなんとかやってきた咲と直也は疲れ果てた様子で「なんでこんなことに・・・」と頭を抱えます。
こうなったら正直に話したほうがいいのでは、という直也に咲はそうだけど・・・と言葉をつまらせました。
そんな2人に渚からLINEが届きます。
「私と会ってるところを紫乃さんに見られたらごまかしにくいですし、ミリカさんを見張るので、この旅行は2人で楽しんでください」
その健気な文面をみた直也は、このままではいけない!と叫びます!
その頃、ミリカと同室となった渚は部屋に備え付けの露天風呂へと2人で入っていました。
あいつだれなんだよ・・・」
紫乃のことを同じ学校の生徒であるとしか知らないミリカは、突然の乱入者にイライラしながら湯船につかります。
なんだかんだゆっくりと温泉を満喫しようとしていた2人の元に、突然ガタガタという物音が響きました・・・
そしてあらわれたのは・・・壁を乗り越えてやってきた直也です!
「さあ!行こう!」
直也は裸の渚に手を伸ばしついてくるようにいいます。
「ぎゃー!直也!?」
驚くミリカと渚には一切動じず、直也はズンズンと裸の渚へと近づいて行きました・・・
普通に2人の部屋にいけば紫乃に怪しまれる可能性がある・・・そうかんがえた直也はなんと窓から屋根を伝ってこの部屋まできたのです!
「3人で来た旅行なんだし3人で楽しまなきゃ意味がないよ!」
そう言って渚を連れ戻そうとする直也でしたが、渚は自分は今裸なんですよ!と叫びました。
それでも引かない直也は、渚が大切だから!と叫び彼女の手を取ろうとします・・・
一瞬ときめきかけた渚でしたが、この旅行では咲のアシストに努めようと決めたことを思い出し、なんとか直也を振り払おうとしました。
そんな渚を直也は「オレは水瀬さんと一緒にいたい!」といって窓ガラスに押し付けてしまいます・・・!
裸の自分を直也に見られているという恥ずかしさに、渚はその場にへたりこんでしまいました。
直也の顔が近づいていくるため、慌てた渚はタオルをおしつけて部屋へと駆け込んでしまいます!
そして、カーテンを閉めると急いで服を着て「私のことは大丈夫ですから!」と言って走り去ってしまいました!
鍵をかけられてしまい追いかけることもできない直也は、水瀬さん・・・とつぶやきガラスの向こうを覗き込もうとしますが・・・
そんな直也の首根っこを掴み、温泉へとひっぱりおとす人影がいました!
「私の目の前でいちゃつきやがって・・・でもこれチャンスだな!」
そう言って直也の上にまたがってきたのはミリカです!
「誘惑してやるぞ!直也!」
ミリカはそういうと、体に巻きつけていたタオルに手をかけました・・・!

 

第30話

二人きり5分間

 

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ミリカによって露天風呂へいれられた直也に、ミリカは笑顔で迫ってきます!
「2人っきりになれたし・・・誘惑してやる!」
自分に夢中にさせてやる!そういってミリカは体をタオルでかくしながら直也ににじりよっていきました・・・
焦った直也は「まさか胸を見せたり触らせたり!?」と驚きます!
それを聞いたミリカは顔を真っ赤にして「そういうことは付き合ってから!!」と叫びました。
そんな恥ずかしいことできるわけないというミリカは、ただ谷間を見せつけて話をするだけといいます。
それをきいた直也は「キスはしたのに?」と素朴な疑問をつぶやきました。
あれは特例だ、と返したミリカでしたが、すぐに何かを思いついたのか嬉しそうに叫びます!
「どうだったんだよ!キス!私のことが頭から離れなくなっただろ!?」
自分はキスのことを思い出して度々ドキドキしていたこともあり、直也もそうだったんじゃないか?と迫るミリカでしたが・・・
直也は「驚いたけど・・・」というだけで特にそれ以上の感情はなさそうです。
その事実に驚くミリカはがっくりと項垂れ、私のファーストキスが驚かせるだけ・・・とショックを受けていました。
その隙をついて渚を探しに行こうとする直也ですが、ミリカはまだ直也をひきとめます。
「直也!話をしよう!」
ミリカは誘惑しないから自分を知るために話をして欲しいと直也に言いました。
まずは自分について直也が知ってくれないと何も始まらない・・・!そう訴えかけてくるミリカに、それでも直也は渚を探さないと・・・といいます。
どうやってもひきとめられないと焦ったミリカは、タオル一枚という薄着で直也の背中にしがみつきました!
「ちょっとくらいいいだろ・・・?今度直也のいうことなんでもきくから・・・」
ミリカにそういわれた直也は”なんでも言うことを聞く”という言葉をきき意を決して振り返ります。
「じゃあ5分でいい?」
たった5分という言葉に、ミリカは自分のなんでもお願いを聞くが5分!?と驚きましたが、その条件を飲みました。
直也はスマホのタイマーをセットし、露天風呂へと入ります。
嬉しそうに笑ったミリカは、早速とばかりに自分の自己紹介を今更しながら直也にも同じ質問をしました。
「私が嫌いなものは学校とアンチとパパかな・・・!直也は!?」
ミリカのマシンガントークは止まりませんが、その間にも直也は真剣に答えてくれ、その答えを聞いてさらにミリカはときめいてしまいます。
ミリカは自分の夢を語ったあと直也にも夢をききました。
直也は自分のゆめは咲と渚を幸せにすることだと語り、それをきいたミリカはぐっ・・・!と眉間にシワを寄せます・・・
焦ったミリカは一生懸命に自分の家族構成や暇つぶしの話なんかをはじめました。
そして、最近はミーチューブのキャンプ動画が人気で・・・と口にすると直也が思わぬ言葉を口にします。
「知ってるよ、ミリカさんの動画よくみてるから」
その言葉に、ミリカは驚きました。
今までの自分の態度を受けて、それでも自分の動画を見てくれるなんて信じられない!といいますが、直也は不思議そうです。
「ミリカさんの動画、面白いから」
直也の言葉にミリカは赤面し、ありがと・・・といったあと、満面の笑みで直也にこういいました。
「直也と話せてすごく楽しい!」
その笑顔に直也は初めてミリカに頬をそめます。
良い雰囲気となりかけたところで、スマホのアラームが鳴り響き、ミリカは口惜しそうにしながらも露天風呂を飛び出しました。
「ほら、もういいぞ、とっとといけ!」
ミリカの言葉を聞いた直也は、元来た道を戻るようにして露天風呂の壁を登って屋根伝いに渚の姿を探そうとします。
屋根の上を走る直也でしたが、露天風呂に着衣でつかったのがよくなかったのか靴下がしめりすべりおちてしまいました!
落ちたさきはなんと紫乃の露天風呂がある場所で・・・!?
裸の紫乃と遭遇してしまった直也は硬直します!