カノジョも彼女 ネタバレ 31話〜32話

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主人公、ナオヤは高校1年生。ずっと好きだった咲に告白し、彼女になってもらうことに成功。幸せの絶頂にいた。しかし、そんなナオヤに美少女・渚が声をかける。彼女はいきなり、ナオヤに付き合ってほしいと告白を迫るのだった。渚のあまりのいい人ぶりに心が揺れるナオヤは、ある決断をする…!!まさかの選択から始まる、ネオスタンダードラブコメ!!

 

第31話

紫乃が裸で直也を押し倒す!?

 

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「む、向井くん?」
露天風呂に入ろうと裸で外に出てきた紫乃は、なんとかタオルで体を隠しながらおそるおそるといった様子で目の前の直也に話しかけます・・・
言い逃れのできない状況ではありましたが、直也は紫乃に話しかけました!
「ちょっといいかな、紫乃さん!」
直也は目を瞑ると、明後日の方向を指差しながらこう言いました・・・
「み、みえそうだよ、色々と・・・」
勝手に入ってきておいてそんなことを言ってきた直也に紫乃は「変態!」と叫びながら慌ててタオルを体に密着させました!
そして体をしっかりと閉じて直也を睨みつけながら厳しく追及を始めます。
「なんで女湯に落ちてくるの!?」
直也は正直に事故です!と答えますが、到底信じられる内容ではないため、紫乃はしんじられない!と叫びました!
「サキサキの彼氏がこんな人だったなんて!」
もっとまじめでちゃんとした人だとおもっていた・・・そういわれた直也は慌てた様子で「嘘はつかないよ!」と叫び返します。
紫乃はいきなりハッとした表情になると、そんなことより!と直也に詰め寄ってきました。
「二股してるの!?」
なんとか回避したはずの質問を再び投げかけられた直也はなんといえばいいのか悩んでしまいます・・・
咲は二股がバレたくないといっていたため、直也は二股をしていると正直に告白することができないのです。
「逆になぜそれが気になるの!?」
苦し紛れにそう言い返した直也に紫乃は冷たい瞳でこういいました。
「あのね、サキサキは友達なの、友達が二股されてたらとめるでしょ」
その言葉に直也は確かに!と納得しかけ、そして慌てていいます。
「でも個人の自由という考えも・・・」
その考えには紫乃もうなずきましたが、でもサキサキはだめ、といいました。
「あの子は押しに弱いしアホだから・・・全力で頼み込んだら二股も許しちゃいそうな気がするし」
紫乃の読みは実際に正しいため、直也はうっ!と苦しい悲鳴をもらします。
「そもそもあなただって二股にどんなデメリットがあるかわかってるの!?」
そういった紫乃は怒りのまま直也にズンズン近づき、ヒートアップしていきます!
「女の子はどっちが一番か不安を抱えるの!」
「2人っきりの時間も半分だし!」
「この不況の中で2人も養える?!相手の親にいえる?!」
「そもそも民法732条で重婚は禁止!二股は不法行為に等しい!」
直也は次第に紫乃に言い返せなくなり、ただ彼女の主張を聞くことしかできなくなりました。
そんな直也に紫乃は籍を入れられなければ税金の面でも不利となる上に、正式な家族関係でなければ手術の際には同意書のサインだってできない!といいます。
直也は自分よりもしっかりと二股について考えていた紫乃に、思わず勉強になる・・・とつぶやき怒られてしまいました。
「で!?どうせ二股してるんでしょ!?」
改めてそう聞いてくる紫乃ににじりよられ、直也はじわじわと壁に向かって後退していきます・・・
そして、直也は・・・
「ごめん!いえない!」
そういうと壁にしがみつきこの場から逃げ出そうとはじめます・・・!
紫乃は直也を逃さんとばかりに、彼のズボンに手をかけ思い切りひっぱろうとしました!
「正直にいわないと大声だして人を呼ぶから!」
その言葉に思わず振り返った直也でしたが、覗きの罰はちゃんとこのあと受けるから、と紫乃につげてきます・・・
「なんなのもう!」
ペースを乱されまくった紫乃は苛立ち、余計に力任せに直也をひっぱろうとしましたが・・・
その時彼女の体を覆っていたタオルがずりさがりはじめていました。
「タオルがずれてきてるよ!」
必死にそう叫ぶ直也に、紫乃はどうせサキサキより胸もないしいい!と叫び返します!
しばらくそうやってひっぱりあっていた2人でしたが、直也の手がすべり2人はバランスを崩してしまいました・・・!
その瞬間・・・なんと露天風呂に咲と渚が入ってきたのです!
バランスをくずした2人は床に転がり、直也が仰向けとなり、その上に紫乃が全裸でまたがるという衝撃的な構図となってしまっていました・・・
露天風呂の空気が凍りつきます!

 

第32話

「完全に入ってる」NTR発生!?

 

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いつまでも戻ってこない直也をさがして部屋をでていた咲は、偶然ミリカの部屋から逃げ出した渚を発見します!
渚と話し込もうとした咲は、この姿を紫乃にみられたら二股疑惑が強固になってしまうかも・・・と考えました。
「場所変えよ!」
そういって咲は渚の手を引いて女湯へとやってきたのですが・・・
そこにいたのはズボンが脱がされた直也の上にまたがる、全裸の紫乃だったのです!
「完全に入ってる!」
ショックを受けた咲は木が動転し勘違いの言葉を叫び、紫乃は慌てて「入ってない!」と弁明の言葉を叫び返しました!
「なんで!?紫乃が直也と!?え!?」
混乱する咲に紫乃は違うの!と弁解しようとするのですが・・・
起き上がろうとする紫乃を、下にいた直也が抱き寄せます!
「立ったら色々みえるから!」
直也は紫乃の裸体を見ないようにとそう必死に行動を起こしていましたが、その様子をみた咲はさらに勘違いをしてその場に崩れ落ちます・・・
「ミリカにキス奪われて友達に寝取られた〜!」
紫乃は咲に違う!と否定をしようとして、ミリカにキス!?と新たな情報にさらに驚きました。
直也に咲以外の女とキスしたの!?と問い詰めようとした時・・・
パシャ!パシャシャシャシャ・・・!
なんと、紫乃と直也の姿を渚が写真にとりだしたのです!
「私たち二股なんてしてないので、これ以上疑いをかけられるのは迷惑です」
毅然とした表情でそういってきた渚に混乱した紫乃は「脅す気!?」と思わず立ち上がり、裸の姿を直也に目撃されてしまいました・・・!
恥ずかしさの限界に到達したのか、紫乃はもうやだ!と叫ぶと風呂場から逃走します・・・
ポカン・・・とした3人ですが、咲は良かったパンツ履いてる!と直也に抱きつき、そしてすぐに常識を思い出しました。
「なんで女湯にいんのよ!」
そういってはたかれた直也は、色々あって!というのでした・・・
そんな2人をみて笑顔をつくった渚は突然丸く治ったようなので自分はミリカの部屋に戻るといいだします。
「なぜ!?」
驚く2人に渚はリスクは少ない方がいいかと・・・と言ってきました。
同じ部屋に戻ろうよ!と説得する2人に、渚はいいます。
「私は咲さんにとって邪魔な存在です、直也くんにグイグイ迫ったらイヤなはずですし・・・、それで咲さんが二股をイヤになったらこの関係はおわりです」
自分は二股でもいいから、少しでも長く直也の彼女でありたい・・・
だから、そのための努力はおしまない・・・そう渚は笑顔でいいました。
それをきいた直也は「それはダメでしょ!」と叫び渚につかみかかります!
ズボンのぬげた状態で、タオル1枚の渚を掴んでいる姿は変態そのもので、咲はあわてて止めようとしたのですが・・・
間の悪いことに一般の入浴客が入ってきてしまいました!
「キャー!」
絹をさくような悲鳴をきいた咲は、とっさに直也を鮮やかなアッパーで女湯からはじき飛ばします。
その様子をみていた一般客たちは「お、おじゃましました・・・」と風呂場から離脱して行きました。
渚も一緒に出て行こうとしたのですが・・・
「ちょっと待って!私も納得できない!」
咲が渚のうでをつかんで引き留めたのです!